導入事例

株式会社 セブン銀行様 ロゴ

株式会社セブン銀行様

業種:
金融業・保険業

利用用途:
顧客管理、案件管理、 問合せ管理、
日報・報告書

株式会社セブン銀行

顧客管理から営業日報まで、旧態依然としていたExcel管理をkintoneに移行できたのはkrewSheetでデータ活用の意識が変わったから

「いつでも、だれでも、安心して」使えるATMにより革新的な金融サービスを提供する「セブン銀行」。2015年7月に立ち上げた法人営業部ではExcelで管理していた顧客情報や営業日報、商談案件をすべて「kintone」+「krewSheet(クルーシート)」に移行した。kintoneを営業支援システムとして使うことで営業担当のデータ活用の意識が変わったという。それにはkrewSheetの存在が大きいとのこと。主任調査役の矢澤 祐介氏にお話を伺った。

課題
ファイルが壊れる。文字が化ける。Excelでの顧客管理・営業案件管理に限界。

CRM/SFAもなくExcelですべてを管理

コンビニ、駅、商業施設。外出先で常に見かけるセブン銀行のATMは個人利用のイメージが強いが、24時間365日で安定稼働するATMネットワークは、夜間金庫の代わりに店舗の売上金入金や、企業から個人への送金といった法人向けの資金移動サービスにも活用されている。こうした企業向けのサービスを取り扱っているのが法人営業部だ。

法人向けの送金サービスそのものは以前から存在していたが、営業部門の一担当が法人営業部として組織化されたのは、2015年7月。それまでは営業部門の法人営業担当がExcelファイルを共有する形で業務を管理していたという。法人営業部の発足当初もCRM/SFAはなく顧客情報の登録と商談案件管理は従来と同様Excelファイルで行われていた。

しかし、課題は山積みだった。「シンクライアントの仮想環境下でOffice 2013のExcelを共有して利用していました。1つのファイルをみんなで使うと保存のタイミングなどでファイルがよく壊れます。突然ある列だけ、文字コードが壊れて日本語ではない文字になってしまったこともありました。それにやはり、ファイルを消してしまう事故が多かったです。シンクライアントの仮想環境だと、マウスの誤ったドラッグ操作によりファイルが消えてしまうことがありました。バックアップはとっているので前日のデータにリストアして復旧していましたが、1ヶ月に1〜2回ほど発生していました」と矢澤氏は言う。

株式会社 セブン銀行 矢澤 祐介氏
矢澤 祐介 様
株式会社 セブン銀行
営業推進部 主任調査役
コストパフォーマンスが高く業務にフィットしたアプリを作りたい

法人営業部で管理している顧客情報は約50項目。法人名、本社所在地、電話番号といった一般的な情報のほか、登記情報、担当者情報、代表者情報、口座情報、業種・業態の情報、手数料体系などの細かい情報が多数あるという。また、営業案件は各顧客に基づいた履歴情報の管理が必要であり、ファイル共有ではなくデータベースで情報を一元管理する必要があった。矢澤氏はデータの一元化とExcel課題解決のために、営業管理システムの導入検討を始める。もともと、Excelで管理していた業務であったこともあり、その柔軟さは残しつつ業務内容にフィットしたアプリを自分たちで作りたいという矢澤氏の希望もあった。そこで採用されたのがkintoneだ。

導入
kintoneとkrewSheetで業務のスピード感に対応。システムメンテナンス性、入力利便性の双方に応える。

kintoneは業務で発生する要件の変更要望に瞬時に対応できる

「顧客管理と営業案件管理、両方兼ねられそうだったのがkintoneでした」。と矢澤氏は述べる。「利用する部署の規模があまり大きくないということもあって、自分たちで作っていけるものというところでは、Salesforceやその他のツールも検討しましたが、kintoneがコスト面とシステム管理のしやすさで一番でした」。kintoneの使い勝手について矢澤氏は「この入力フォームに項目を新しく追加してくれとか、こういう見え方の一覧リストを作ってくれとかという現場の要望に瞬時に対応できる柔軟性がありました」。と現場のスピード感に対応できることを採用のポイントとして評価した。

krewSheetで顧客マスタと履歴情報を一度に見たいという要望に答える

kintoneの導入により顧客管理、商談管理、営業日報をデータベースで管理できるようになった。顧客情報に紐づけて営業活動の履歴や口座の追加履歴も残せるようになった。業務に合わせたカスタマイズも行い、独自の採番ルールにも対応した。しかし、現場の営業からはデータ入力に対する課題や要望が早くから上がったそうだ。前述の通り法人営業部の顧客情報は約50項目に及ぶ。新規契約を結ぶと営業担当者がその登録を行うが、kintoneのフォームではスクロールが長くなるなどで入力がおざなりになり、歯抜けの項目が多くなった。また、顧客情報と対応履歴情報を1つの画面で見たいという要望もあったという。こうした課題を抱えながら1年ほどkintoneだけで業務を回していた。その間kintoneのデータをスプレッドシートのように一覧表示できるソリューションをずっと探していたという矢澤氏だが、ソフトクリエイト社が定期的に開催しているkintoneの活用セミナーに参加したときに紹介されたkrewSheetが刺さったという。

krewSheetはkintoneの一覧画面をExcelと同じUIに変更することができるプラグインである。入力、編集、データフィルタなどの操作はすべてExcelと同じなので、初めて触れる人でも感覚的に使いこなすことができる。

矢澤氏は言う。「kintoneは一覧を作ったとしても、編集ボタンを押して1項目ずつ修正しなければならないので大変なんですよ。やはり、見えているまま入力したいという現場のニーズがあって。どうやってもExcelの使い勝手に勝るツールはないだろうなと思っていたので、krewSheetが刺さりました」。1画面の中で顧客情報と対応履歴情報を一画面で見たいという要望に対応できる点も評価しているという。

顧客マスタ krewSheet導入前
顧客マスタ krewSheet導入前
顧客マスタ krewSheet導入後
顧客マスタ krewSheet導入後

効果
歯抜けだったデータの入力率が上がる。意識が変わることが成約増にも貢献

データ登録に対する意識が変わる

krewSheet導入の効果により顧客マスタの未入力項目が大幅に減った。フォントを小さめに設定し、必要なデータを1画面で全体を視認できるようにしているのと、必須項目でありながら未入力になっている項目に条件付き書式で色を付けているなどの工夫をしているからだという。どちらもkrewSheetの機能だ。しかし、一番の効果は営業担当のデータ入力に対する意識が変わったからだと矢澤氏。「Excel時代は、誰かが管理してくれているからいいやという感じで、放置されていた部分もあったのですが、kintoneでデータ管理をするので、今は更新したいときに更新できるしすぐにkrewSheetの画面に反映されます。それがみんなに見えるからこの情報は自分が入れなければいけないんだという意識を持つようになったのだと思います。」

kintone + krewSheetが成約件数の増加に貢献

さらに、売上に直結する新しい成果もあった。Webサイトの資料請求フォームというチャネル開拓だ。krewSheet導入前のチャネルは、営業による直接訪問とWebサイトのお問い合わせフォームの2つ。この2つで年間200社の成約件数を得ていた。昨年(2017年)の12月にkrewSheetの導入と同時に新たなチャネルとして、Webサイトに資料請求フォームを設置し、フォームから申請された顧客情報はCSVを経てkintoneに取り込むようにした。この一覧をkrewSheetで作成したところ営業部員にとても好評だった。「今までのkintoneの一覧だったらあまり見てくれなかったと思います。でもkrewSheetの画面にしたら、みんな出社すると『資料請求きてるかな?』って率先して見てくれるようになったんです。『あ、自分の担当だ』とか言ってお客様にすぐ連絡してくれるようにもなりました」。と矢澤氏は嬉しそうに教えてくれた。結果として、資料請求フォームからの成約増により12月の施策始めから年度末の3月までの間に、年間成約件数を15%上積みすることができたという。

資料請求一覧
資料請求一覧

現在kintoneで作成したアプリ数は12 ~13ほどで、その全てにkrewSheetを適用しているとのこと。詳細画面に入って入力することはほとんどなくなったそうである。さらに、セブン銀行の子会社の株式会社セブン・ペイメントサービスでもSFAとしてkintoneの利用を検討中とのこと。今後はkintone + krewSheetを社内に広めていければという希望も矢澤氏に語っていただいた。

※ 取材当時(2018年6月)は「法人営業部」でしたが、2018年7月の組織変更により、部署名は「営業推進部」となっています。

この事例の導入支援パートナー

株式会社ソフトクリエイト様 ロゴ

株式会社ソフトクリエイト

サイボウズ製品の導入コンサルティングからインストール・教育・保守まで一貫したサービスを提供しているほか、各企業のビジネスにもっとも適したクラウド移行やITソリューションの提案も行っている。